こんにちは。
シンメディカルから「アナボリックステロイドが脂肪燃焼を促進する仕組みについて」お話させていただきます。😊
1. 基礎代謝率の向上と脂肪燃焼
アナボリックステロイドの使用は、**基礎代謝率(BMR)**を向上させることが知られています。BMRは、安静時に消費されるエネルギー量を指し、筋肉量の増加と直接関連しています。ステロイドは筋肉の増加を促進するため、結果的にBMRが上昇します。筋肉組織は代謝的に活発であり、筋肉量が増えると、脂肪燃焼も同時に促進されます。
これにより、使用者がカロリー制限を行わずとも脂肪が減少する傾向があります。
2. リパーゼ活性と脂肪分解
アナボリックステロイドは、**ホルモン感受性リパーゼ(HSL: Hormone-Sensitive Lipase)**という脂肪分解を促進する酵素の活性を高めます。
HSLは、脂肪細胞に蓄積されたトリグリセリドを分解し、遊離脂肪酸とグリセロールに変換します。これらはエネルギー源として使われるため、脂肪の蓄積が抑制されます。
3. テストステロンの役割と脂肪燃焼
テストステロンは、アナボリックステロイドの基本成分であり、脂肪燃焼に対しても重要な役割を果たします。
テストステロンは、β-アドレナリン受容体を介して脂肪細胞に作用し、脂肪の分解を促進します。また、テストステロンはインスリン抵抗性を改善し、グルコースの取り込みと脂肪酸の酸化を促進します。これにより、脂肪細胞内での脂肪蓄積が抑えられ、体脂肪が減少します。
4. エストロゲン抑制と水分保持の低減
一部のアナボリックステロイド(例えば、スタノゾロールやオキサンドロロン)は、エストロゲンに変換されにくいため、水分保持が少ないことが知られています。エストロゲンは体内で水分を保持させる作用があり、むくみや一時的な体重増加につながりますが、エストロゲンが抑制されることで、体が引き締まった状態を保ちやすくなります。これにより、見た目の体脂肪率が低くなります。
5. カタボリック作用の抑制
カタボリズム(分解代謝)は、筋肉を分解してエネルギー源として利用するプロセスですが、アナボリックステロイドはカタボリック作用を強力に抑制します。これにより、筋肉が分解されず、脂肪が優先的にエネルギー源として使用されるため、脂肪燃焼が促進されます。ステロイドがグルココルチコイド(特にコルチゾール)の分泌を抑制するため、筋肉の分解が抑えられます。
6. インスリン感受性の向上
アナボリックステロイドの一部(例えば、オキサンドロロン)は、インスリン感受性を改善することで、血糖値を安定させ、脂肪蓄積を抑える効果があります。インスリン感受性が高まると、細胞がより効率的にグルコースを取り込み、余分なグルコースが脂肪として蓄積されるのを防ぎます。この結果、脂肪の蓄積が減少し、脂肪酸がエネルギーとして利用されやすくなります。
7. 赤血球生成と脂肪燃焼
**エリスロポエチン(EPO)**の生成が促進され、アナボリックステロイドの使用により赤血球数が増加します。赤血球は酸素を全身に運ぶ役割を果たしており、運動時の酸素供給が増えることで、筋肉の持久力が向上し、エネルギー消費が増加します。これにより、運動中の脂肪燃焼が加速され、脂肪の減少が期待できます。
8. 筋肉量の増加による脂肪燃焼の促進
アナボリックステロイドは、筋肉量を大幅に増加させる効果があります。筋肉は代謝的に活発な組織であり、筋肉量が増えると、安静時でも脂肪が燃焼されやすくなります。筋肉量が増加することで、体脂肪が減少し、全体的なエネルギー消費が向上します。
・「アナボリックステロイド」についてこちらの記事でもご紹介しています。こちらをクリック
・筋肉増強外来「最も重要なことは副作用の予防」こちらをクリック
・筋肉増強外来「治療効果」3倍のスピードで筋肉量が増える!こちらをクリック
👨⚕️ふっきー先生@医療ダイエット専門 https://www.youtube.com/@dr.fukky.
👨⚕️モテ男作る医者Dr.はまだ【シンメディカル】 https://www.youtube.com/@shinmedical
【新宿院】
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目27−1 新宿第一ビル 4階
TEL 03-6384-1714
【大阪院】
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目3−1 大阪駅前第1ビル 3階
TEL 06-4256-8061