こんにちは。シンメディカルクリニックのドクターはまだです。
テストステロンを自然に増やすには、「筋トレや生活習慣の改善が大事」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、実はもう一つ重要な鍵があります。それが「食事」です。
「何を食べるか」でテストステロンの分泌が変わる。これ、意外に知られていない事実なんです。日々の食事で栄養バランスを整えることで、男性ホルモンのレベルを劇的に改善できる可能性があります。
本編では、ホルモン生成をサポートする具体的な栄養素と、それを含む食品について詳しく解説します。さらに、テストステロンを減少させる「避けるべき食品」や、忙しい男性が手軽に実践できるサプリメントの活用法もご紹介します。食事の力で男性ホルモンを味方につけたい方は必見です!
1. 栄養素別の効果と詳細
亜鉛(Zinc)
亜鉛は、男性ホルモン「テストステロン」の生成を支える必須ミネラルです。この栄養素は、精子の生成や性欲の維持、免疫機能の向上にも深く関与しています。亜鉛が不足するとテストステロンの低下を引き起こし、疲労感や性欲の減退、さらには精子の質の低下を招くことが知られています。
特徴:
亜鉛は約300種類の酵素の働きを助ける補酵素として機能します。そのため、体内の代謝プロセスや細胞の分裂・修復に重要な役割を果たします。特に精巣でのテストステロン合成には欠かせない栄養素です。
多く含む食品:
牡蠣(亜鉛の王様とも呼ばれる食品で、100gあたり約14mg含有)、赤身肉(牛肉、豚肉)、鶏肉、豆類(ひよこ豆、大豆)、ナッツ類(カシューナッツ、アーモンド)。
サプリメントでの補給:
1日10~15mgが推奨されます。ただし、30mgを超える過剰摂取は胃腸障害を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
ビタミンD
ビタミンDは脂溶性ビタミンで、カルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するだけでなく、テストステロンの生成にも密接に関連しています。ビタミンDの不足は、ホルモンバランスの乱れや骨粗しょう症のリスクを高めるだけでなく、筋力低下や免疫機能の低下を招きます。
特徴:
ビタミンDは「太陽のビタミン」として知られています。皮膚が紫外線にさらされることで体内で生成されるため、日光を浴びる時間が少ない現代人にとって不足しやすい栄養素の一つです。また、ビタミンDには抗炎症作用もあり、筋肉の回復や炎症抑制にも寄与します。
多く含む食品:
サーモンやマグロなどの脂肪分の多い魚、卵黄、強化牛乳、きのこ類。日常的に摂取しにくい場合はサプリメントで補うことが効果的です。
サプリメントでの補給:
1日1,000~2,000IU(国際単位)が推奨されます。ただし、過剰摂取は高カルシウム血症を引き起こす可能性があるため注意してください。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、必須脂肪酸の一種で、体内で生成できないため食事から摂取する必要があります。この脂肪酸は炎症を抑える働きがあり、テストステロンの生成を助けるだけでなく、心血管の健康を守り、脳の機能を向上させる効果もあります。
特徴:
オメガ3脂肪酸は主にEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の2つに分けられ、これらが筋肉の回復や細胞膜の健康維持に重要な役割を果たします。また、オメガ3はコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を抑制する作用もあります。
多く含む食品:
サバ、イワシ、サケなどの青魚、アボカド、くるみ、亜麻仁油、チアシード。
サプリメントでの補給:
魚油サプリメントが一般的で、1日1,000~2,000mgの摂取が推奨されます。
その他の重要な栄養素
玉ねぎ
特徴:
硫黄化合物が豊富で、テストステロン生成を促進する可能性が示唆されています。さらに、抗酸化作用が強く、血流改善にも寄与します。
おすすめの摂取方法:
生での摂取が最も効果的ですが、軽く加熱することで消化吸収が向上します。
山芋
特徴:
天然のDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)の供給源で、テストステロンの前駆体として機能します。また、消化吸収が良く、胃腸の負担が少ないため、エネルギー補給にも適しています。
おすすめの摂取方法:
すりおろしてご飯にかけたり、焼き物や煮物に使うことで手軽に取り入れることができます。
牛肉
特徴:
アルギニンやカルニチンが豊富で、血流を改善し、エネルギー生成をサポートします。筋肉の回復や増強に必要なタンパク質も多く含まれています。
おすすめの摂取方法:
赤身肉を選び、脂質を抑えた調理法(グリルやボイル)で摂取するのが理想的です。
バナナ
特徴:
テストステロンの生成に直接関与するわけではありませんが、トリプトファンを含むことでセロトニンの生成を助け、ストレス軽減に効果的です。また、豊富なカリウムが血圧を安定させ、むくみの予防にも役立ちます。
おすすめの摂取方法:
朝食や間食に取り入れることで、エネルギー補給と栄養摂取が同時に可能です。
ストレス管理:コルチゾールを抑えてホルモンバランスを保つ
ストレス軽減の具体策
有酸素運動:ジョギングやサイクリング、ウォーキングなどが効果的です。運動によりエンドルフィンが分泌され、気分がリフレッシュします。
瞑想:1日10分の瞑想を取り入れるだけで、ストレスホルモンの分泌を抑制できます。
趣味活動:リラックスできる趣味を持つことで、生活全体のバランスが改善されます。
まとめ
テストステロンを増やすためには、筋力トレーニングや質の高い睡眠、適切な栄養摂取、ストレス管理が鍵となります。一つひとつの習慣を無理なく取り入れることで、健康的な男性ホルモンレベルを維持し、充実した生活を送ることが可能です。興味がある方はぜひ当院までご相談ください。
それでは、次回のコラムもお楽しみに🤗
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