中年男性は必ず読んで！！老化の仕組みを細胞レベルで解説

老化とは　細胞レベルで解説

細胞の老化は複雑なプロセスであり、生物学的機能の低下に関連する多くの分子機構が関与しています。

ここでは、細胞老化の主要なメカニズムについてさらに詳しく解説します。

テロメアのタイムリミット

テロメアは染色体の端にあるDNA一部で、細胞分裂の際にDNAが損失することを防ぐ保護キャップのような役割を果たしています。

しかし、細胞が分裂するたびにテロメアはわずかに短くなります。徐々に短くなって、なくなると細胞が分裂できなくなります。

つまり死んじゃうんです。

細胞にも染色体の端にある、テロメアという「キャップ」があります。細胞が分裂するたびにこれが少しずつ短くなるんです、すり減ったキャップがなくなったタイミングで、細胞は「もう年だから」と分裂をやめてしまうんですね。

DNAの修理工事

DNAは紫外線、放射線、有害化学物質、活性酸素種などの環境因子によって損傷する可能性があります。

細胞の中のDNAは、外からの攻撃（紫外線や放射線など）を受けると、ちょっとしたキズがつくことがあります。

通常は、細胞がこれを修復できるんですが、時にはうまくいかないこともあるんです。

修理が間に合わないと、細胞は老化してしまうんです。

サビつく細胞

細胞の代謝プロセス中に生成される活性酸素は、細胞の損傷をもたらすことがあります。

これを専門用語で酸化ストレスと呼びます。

酸化ストレスはDNA、蛋白質、細胞膜に損傷を与え、これらの損傷が細胞の老化や病気の原因になります。

抗酸化物質は酸化ストレスを中和することで細胞を保護しますが、このバランスが崩れると老化が加速します。

車や自転車がサビるように、細胞も酸化という「サビ」によってダメージを受けます。これは細胞のエネルギーを作る過程で発生する副産物が原因で、細胞が「サビ付いて」老化してしまいます。

ゴミ処理場と発電所:

細胞の中にはリソソームと呼ばれる細胞の「分解工場」やミトコンドリアと呼ばれる細胞の「エネルギー発電所」があって、これがうまく動かなくなると細胞はエネルギー不足になったり、溜まったゴミを処理しきれなくなって働けなくなる。これも細胞の老化につながるんです。

このように、一言で老化と言っても、細胞レベルでは様々なことが起きているんです。

この4つの原因が細胞という、小さな環境でトラブルを起こしてしまい、我々の体はどんどん傷んでいくんです。

では、次回のコラムもお楽しみに🤗

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